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39話 共闘

last update تاريخ النشر: 2026-02-28 08:21:12

愛沢くるみは加山良江に何かを渡している。映像を巻き戻し、湊がズームしてくれる。渡されていたのは紫のラインの入ったブリスターパック。すなわちラインプロスだ。そこで映像を止めた湊が言う。

「俺にはこれが誰か分からない」

私と高嶺遼大は顔を見合わせて同時に言う。

「加山良江」

その名を聞いて湊が驚く。

「加山、良江……?」

驚くのも無理は無いだろう。加山良江は目立たず、そして湊の前では礼儀正しかったから。

「俺たちが結婚していた時に、使用人として俺と燈のマンションに来ていた、あの加山良江か?」

そう聞かれて私は苦笑いする。

「そうよ」

私にそう言われて、湊は深い溜息をついた。

「そうか……それなら燈にラインプロスを飲ませるのも、そう難しい話じゃないな」

そう。実際に私は加山良江からお茶を用意されたり、スープを用意されたりしている。そのどれにラインプロスが混入していたかまでは分からなくても、実行犯は加山良江、これで確定した。

そして。

この件に関して、湊は少しも関わっていなかった。むしろ愛沢くるみの仕掛けた罠に汚染されていた被害者の一人だった。

それでも。

私はやっぱり、湊の口にしたあの言葉
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